home > お出かけ2009 > 三段峡

お出かけ 2009

三段峡 (広島県安芸太田町)

 秋、真っ盛り。紅葉でも見に行くか、ということで広島の北の方、三段峡に行った。
 紅葉のころ、近くまで行ったことはあるが山々を車窓見物しただけだったので、今回はちゃんと歩くことにした。

 広島県では有名なところであり、時期も時期だけに大混雑するに違いないと考え、我が家にしては破格の早さで家を出発した。6時45分。
 山陽道をぶっ飛ばした。広島に近付くに従って車が増えてきた。こういうときは周りの車が皆三段峡に向かっているのではないかとの不安に駆られ暗澹たる気持ちになるものだが、今回もそうだった。
 広島道に入っても結構車が多い。まずい。
 ところが中国道に入るとがらがら。いつも通りの中国道だった。ここでちょっと気を取り直した。いや、まだ油断ならん。問題は駐車場だ。

 戸河内ICで降りて国道191号を進んだ。今は廃線となっている可部線(可部〜三段峡間のみ廃線)の旧三段峡駅あたりの三段峡正面口の駐車場に停める手もあるが、今回は三段滝に行ってみたいので渓谷中ほどの水梨駐車場に行くことにした。
下流のほうはまたの機会にしよう。
 虫木ノ峠を越えて深入山山麓のいこいの村ひろしまをちょっと過ぎた所から左に折れ、1車線の道を4kmほど下ると水梨駐車場に到着した。8時45分。ちょうど2時間かかった。ここは1ヶ所の大きい駐車場があるのではなく道に沿って駐車場が何ヶ所か並んでいる感じだ。なのでだいぶ手前に料金(\500)徴収のおじさんがいた。
 車はまだ2〜30台といったところか。150台収容とあったからかなり早いほうだ。

- 三段峡 -
 水梨駐車場脇にある説明板。現在地(赤丸)は三段峡の真ん中あたり。


- 水梨駐車場 -
 三角屋根がトイレ。その右側が右の写真。
- スタート -
 この階段が始まり。

 トイレの横の階段から出発。いきなり上ってちょっと進むといきなり分岐があった。といっても道なりに行けば三段滝方面だ。正面口のほうに行くには鋭角に左に折れなければならない。2、3分歩くとちょっと開けた葭ヶ原(よしがはら)に出た。
川の横の広場と、売店か?結構大きな建物やトイレがある。ちょっと休憩するにはよさそうなところだった。

■猿飛、二段滝

 川を渡ってまたちょっと進むとまたまた分岐があった。まっすぐ川に沿って行くと二段滝、右の坂を上がって行くと三段滝とあった。右の三段滝のほうに行きかけたが、もうちょっとすると二段滝に行く渡船が込むに違いないというカアちゃんの意見を尊重して二段滝のほうに進んだ。

- 紅葉 -
 振り返って見た対岸の紅葉。
- 遊歩道 -
 柵に石が埋め込んである。子供が歩かないようにだろう。

 渓谷沿いの道を進むのかと思っていたが、付かず離れずと言った感じで色付いた木々の間を進んで行った。
 ゆっくり歩いて40分足らず、猿飛に到着した。二段滝に行くにはここから渡船を使うしかない。渡船は9時半から運行、ちょうどその時間になった。料金は大人400円、小人200円。

- 渡船案内板 -
 途中にあった。
- 渡船乗り場 -
 右奥が猿飛。すでに第1便が出航していた。

 客はどんどんやって来て12人乗って出発。渡船の動力は船頭さんはの腕だ。といっても櫂で漕ぐ訳ではなく、渡したロープを腕でたどって進むというものだ。こんなの初めて見た。なので、景観的にはちょっと...ロープが邪魔だ。
 一番狭いところは1.5mしかなく、猿が飛び越えていたから「猿飛」と名前が付いたそうな。狭いところを過ぎるとちょっと広くなり、さらに進むと急に開けてそこで船から降ろされた。二段滝が現れた。昔は2段あったそうだが、昭和63年の大雨で1段になったそうだ。ここで5分ほど休憩してまた船に乗り戻った。
 乗り場にはどんどん人がやって来ていた。早めに行っといてよかった、よかった。

- 猿飛説明版 -
 ここには猿のことは書かれていなかった。
- 渡船1 -
 このロープをたぐって進む。
- 猿飛 -
 渡船乗り場側から。

 二段滝側から。

 上を見たところ。


- 二段滝 -
 あまり高くはないが、何となく安心感のある滝。

■猿飛、二段滝

 来た道を10分ほど戻ってから三段滝の方へ行く近道を行った。坂をだらだらと上がって行きてっぺんで休憩。ちょうど休憩にいい石があり座っておやつをいただいた。下りはジグザグ道で一気に三段滝のある谷側に降りていった。
 こちら側は道は川に沿って多少上下しなが続いていた。20分ほど歩くとようやく三段滝に到着した。一番の見所だけあってすでに大勢来ていた。

- 近道 -
 左側の緩い坂を上っていく。
- 三段滝へ -
 上がったり下ったり20分。
- 紅葉 -

 展望台からは三段滝が正面に見えたが、思ったよりも大きくはなくあまり迫力はなかった。
 高いところから一気に落ちる滝もあれば、こんな滝もありかなといった感じだった。

- 三段滝手前 -
 ようやく見えてきた。それにしても道が狭い。
- 三段滝案内板 -
 字がうすい。近付かないと読めない。作り直して!


- 三段滝 -
 川に流れ込むのではなくて、これがこの川の本流。


- 三段滝その2 -
 滝の傾斜は緩い。
- 展望台 -
 対岸の岸壁に作ってある。

 三段滝から水梨駐車場まで1.8km。ゆっくり歩いて40分くらい。まだ12時になっていなかった。

- 距離プレート -
 これが随所に地面や敷石に埋め込まれている。
- 水梨駐車場 -
 12時前。人が増えた。



inserted by FC2 system