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お出かけ マレーシア編 (2008/07/26~31)

2009/07/26(日) 出国
2009/07/27(月) 移動、キナバル公園
2009/07/28(火) 植林、ポーリン温泉
2009/07/29(水) 小学校、植林
2009/07/30(木) 自由行動~31(金) 帰国
おまけのあとがき



7/29 小学校、植林


 曇り。しかしながらキナバル山はその山頂の姿をワシらの前にようやく現わしたのであった。あのでこぼこというか、ぎざぎざというか、子供の落書きというか、とにかくその神々しいお姿をお見せになったのであった。ありがたや、ありがたや。思わず手を合わせた。とにかくそうせざるを得ないのがマウントキナバルである。

- キナバル山 -
 ギザギザピーク。
- 朝の風景 -
 ホテル近くの市場の準備風景(かな?)。

 まずは、交流を予定していた小学校へ向かった。植林地を通り過ぎ、T字路ぶつかると昨日行ったポーリン温泉とは反対の方向へ進んだ。しばらく行くと道が細くなりまもなくダートとなった。そうしてホテルから1時間ほどで目的の小学校に到着した。山間の小さな学校、ナラワン小学校だった。

ナラワン小学校

 この学校は芝のグラウンドだった。途中見かけた学校も同様だった。グラウンドには人の気配があり、先生らしき人がワシらの乗ったバスを呼び入れていた。バスはそろそろとグラウンドに乗り入れた。そのときワシらの目に飛び込んできたものは...1列に並んで手を振りながらワシらを歓迎してくれている生徒たちだった。その並んでいる正面に微妙な距離をおいてバスは停まった。植林ボランティアの実行委員らだけがバスから降りること許され、学校関係者との交流式典が執り行われた。交流中止勧告の中、式典といっても簡易なもので簡単な挨拶と記念品授与くらいのものだった。その間、生徒たちは本来であれば式典の中で披露されたであろう踊りを踊りながら、歌を歌いながら、楽器を演奏しながら、そして生徒によっては笑みを浮かべながら、あるいは少々はにかみながらその式典を見守っていた。そしてバスの中にはそれらを隔靴掻痒の思いで見つめるワシらの姿があった。窓ガラス1枚のせいで生徒らとの距離が2倍にも3倍にも、いやいや10倍、100倍にも感じられた。生徒の歌声、歓声が窓ガラスを通して聞こえてきたのがせめてもの救いだった。

- ナラワン小学校 -
 田舎の学校。
- 歓迎 -
 生徒らが並んでお出迎え。
- バンブーダンス -
 上級生が華麗な足さばきを見せてくれる。
- 下級生 -
 神の子らの笑顔。

 交流できていれば、バンブーダンスを一緒に踊れたのに、一緒にサッカーができたのに、一緒にビーチボールで遊べたのに、一緒に竹とんぼができたのに、折り紙を教えられたのに...交流禁止とはかくもかなしいものなのか。あ~、神よ、あなたは何の因果かわれわれにかくもつらい仕打ちを与え給うたのか、とにわかクリスチャン(?)と化してしまった。

 学校のかなたには神の山、キナバル山が。やはりここの生徒も神の山に守られた神の子である。目がきらきらと輝き、ワシら濁った目をした日本人に何かを訴えているようにも思えた。神の子に幸あれ。

- 神の山 -
 神の山・キナバル山を背景とする。
- さようなら -
 もう来ることはないだろう。そう思うと...。

植林サイト その2

 学校には30分ほど‘滞在’しただけでそのまままた植林地に向かった。学校での交流時間がなくなった分を植林に回すことにしたためだ。朝のうちは曇っていたが、もう上天気、太陽がぎらぎらと照りつけていた。それにしては山の上は相変わらず風のせいか結構涼しくしのぎやすかった。

 今日も草刈と苗植えとに分かれて作業を行った。ワシはまずは草刈から。一昨年に植えたエリアの草を刈ったのだが、順調に育っているものあり、枯れてはいないが周りの雑草に栄養を吸い取られかろうじて生き残っているものあり、全く姿のないものあり、と様々。姿の見えないところには改めて苗を補植した。また、昨年草刈をした急斜面には松に似た苗を植えた。こちらは足場が非常に悪く難儀したが、谷の風景がそんな苦労を吹き飛ばしてくれた。

- 草刈その1 - - 草刈その2 -
- 草刈その3 - (2枚合成)
- 地元民 -
 一緒に作業をした現地のお兄さんたち。
- 風景 -
 植林地端からの眺め。

 植林終わり。昼食。これがまた昨日と1点を除いて全く同じだった。量が減っていたのだ。半減くらいか。そもそも昨日は量が多すぎた。残飯の嵐だった。今日はだいぶ改善されたのではあるまいか。

 昼食後は植林地を下り、本日のホテルに向かった。途中、キナバル山は頂だけ姿を見せワシらとの別れを惜しんでいた(ホンマか?)。それもつかの間、すぐにお隠れになりそれっきり姿は現さなかった。

- 土産物屋 -
 27日にも立ち寄ったペカンナバルの休憩地。
- トイレ表示 -
 どっちも赤色で書かれていて紛らわしい。漢字付き。
- 神の山 -
 最後に頂を見せてくれた神の山・キナバル山

リゾートホテル

 海岸部に下り、4時ごろにはまたしても「とうとう来てしまった」と思ってしまうリゾートに到着した。あまりにもギャップが大きい。3時間前の山の中と比べると何という差なのか。こんなところに来てしまっていいのか、と。まあそれは置いといて、今年の部屋はロビーから近くてよかった。昨年は行けども行けどもたどり着かない遥かかなたの端っこの部屋だったので、それだけでも気分的に楽だった。(いつも集合時間ぎりぎりになるので。) 

 部屋に入ってみると造りは昨年の部屋と同じだったが、むむっ、ウェルカムフルーツがない。昨年はあったのに。まあ別にいいんですけどね、ついつい昨年を思い出してしまうものですから。それと、インターネット無料の案内板がない。おやっ、と思い引き出しを探ると出てきた。パソコンにつないでみるとネットは使えるには使えるが、異様に遅い。でもまあ何とかカアちゃんにメールして無事を伝えた。すぐに返事があった。よかったよかった。

 夕食である植林ボランティア打ち上げお食事会をコタキナバルまで出てレストランで行うのだが、その前に市内の土産物屋に立ち寄った。そこで粗方の土産を買ってからレストランに向かった。レストランはコタキナバルの市街地南東側にあり、派手なネオンサインのある海鮮料理屋だった。舞台で民族舞踊などが踊られその周囲で食事をするというパターン。海鮮鍋だった。昨年の飲みすぎ以来断酒しているので今回もソフトドリンクで済ませた。舞台に飛び入りしたり舞踊団と写真を撮ってもらったりとボルネオ最後の夜をワシを含めて皆さん満喫していた。

- welcome drink-
 梅ジュース。娘には不人気。
- ロビー風景 -
 日本人スタッフも多い。
- BGM -
 ロビーに流れる民族楽器の音色が心地よい。
- 海鮮料理屋 -
 大きなネオンサイン。

 ホテル、否、リゾートには10時半ごろに戻った。相変わらすインターネットは使っているのを忘れてしまうくらい遅かった。


7/29 終わり

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